じっくりゆっくり
患者さんと向き合いたい
透析看護を選んだ理由、きっかけを教えてください
I:私は急性期と回復期で勉強してきて、次は慢性期でじっくりゆっくり患者さんと向き合いたいなと思い透析看護を選びました。
M:そうですね。私もずっと急性期だったので、その気持ちはすごく分かります。
急性期では入院から退院までがとても早く、患者さまと関わる時間がすごく短かったです。
I:患者さまのほとんどが2週間ぐらいで退院されます。1泊~2泊だけの入院もありますから、関われる時間にかなり制限があり「病気」とは向き合えても、患者さま自身のことはほとんど把握できずに退院されるというケースが多かったです。
M:透析は週3回、永続的に治療が必要とされますから、患者さま自身はもちろん、そのご家族や社会背景、これからの事など、深くじっくりゆっくり関わっていく看護です。時間をかけて信頼関係を築いていく看護は他にはない魅力だと思います。
透析クリニックでのやりがいや嬉しい時はどんな時ですか?
M:気難しく歩み寄りがみられなかった患者さんが、段々と心を開いて自ら話をしてくれた時はすごく嬉しかったです。あと名前を憶えてもらって呼ばれると、距離が縮まったような気持ちになり嬉しいです。
I:患者さんから信頼しているよと言われた時はとても嬉しかったですが、そのご家族からも感謝のお気持ちを聞けた時は一段とやりがいを感じました。
新しいスタッフや後輩を指導する上で大切にしている事、意識している事はありますか?
I:話しやすい・相談しやすい環境をつくる事です。なるべくマンツーマンで指導を進めないようにしています。
チームの皆で状況を情報共有しながら、誰でもすぐに対応できるような体制をとっています。
M:私のチームも指導の仕方を統一させ、教育担当が独断で進めていくのではなく、チームで話しあいます。
皆の意見を聞きながら、その方が一番合っているやり方や教え方を相談しながら進めるようにしています。
現在、子育て真っ最中ですが、仕事とプライベートの両立はできていますか?
I:はい、できています。病棟だと日勤から一旦帰って、その夜に深夜入りというような勤務がありましたが、とても体が辛かったです。
深夜勤務がない事で、仕事とプライベートのメリハリがある生活ができています。
病棟勤務の時は週末が仕事の事も多く、家族と過ごす時間にズレが生じる事も多かったですが、当院は日曜日が完全に休みなので1週間のリセットがしやすいです。
M:日勤帯が16時半に終わるので、子供の習い事の送り迎えを誰かに頼むのではなく自分で出来ますし、夕飯の買い物や準備なども少し余裕をもってできます。
以前は残業ばかりで毎日夕飯を作る余裕もなく、スーパーのお惣菜に頼りきっていました。
他にも子供の行事や家の事など、希望した休みはほぼ取らせていただいています。
また同じ境遇のスタッフも多いため、悩みを相談できるという環境がとても良いです。
如水会のここが好き!ここが素晴らしい!など当院の魅力や自慢できることはありますか?
I:仕事面では、とにかくベテランスタッフが多いので、どんな時でも助けてもらえます!
いつでも学べる環境が最大の魅力だと思います。
M:以前が急性期での総合病院で働いていた経験豊富なスタッフが多く、みんな自分が持っている知識を余すことなく丁寧に教えてくれます。
スタッフの年齢層は幅広いですが、先輩後輩の壁がなく、仲が良いので雰囲気も良いです。
I:忘年会、送別会、納涼会など全て病院が費用を負担して、スタッフ同士の交流の場を開いてくれます。
前は遠足やバスツアーなどの企画もありました。スタッフが親睦を深める時間を大切にしてくださるので、仕事以外の行事も楽しいですよ。
M:福利厚生がとても充実していると思います。勉強会の研修費用や遠方への出張費用も助けてくださいますので、スキルアップのために積極的に参加できます。